ひこばえの

底辺お絵かきマンのデカい独り言。「読者登録について」をご一読ください。

放サモ第1部を終えてみて

放サモがおもろすぎてヤバイ。

プレイし始めて約1か月半。睡眠時間削って一気に読んでしまった。FGOとかグラブルみたいな話の長さだとダイコク出てくる章まで読むのしんどいな……と不安だったけど、これなら余裕で追いつける!

話数が控えめといっても他のアプリゲーと比べて物足りないなんてこと全然なくて、むしろ無駄の少ない展開がとても良い。話の内容自体に凄く引き込まれるし、各章ごとに熱い盛り上がりが用意されていて、対象のキャラが推しだとか推しじゃないとか関係なく思わず涙ぐむシーンも多い。文章屋さんしゅごい。あと、要所要所キャラに対してセクハラ出来たり愛を囁けたりするお陰で、1話進めるごとに消費するリアル気力が回復出来る点もポイント高い。エロは心を救う。

 

FGOも面白かったけど1部終了後、就職を期についていけなくなった身なので、放サモの適度なストーリー量は本当に有難い。もうね、沢山文章読ませたいなら実機で出してくれと。目疲れがしんどいのよ(泣)

1部終了という区切りで何か書いときたいんだけど、私の文章力では上手く感想が纏められなくて歯がゆい。

LGBT向けゲームなだけあって、プレイしてると色んな場面で少数派の方に対する応援や励ましともとれるセリフが見受けられるよね。そういうコンセプトが根底にあるせいか、出てくるキャラクターやストーリー展開からとても切実な祈りや叫びが感じられて、凄いゲームだな、と思う。

大した話ではないけれど、私には物心ついたときから身近な人にゲイの人とレズビアンの人がいた。私にとって彼、彼女は「そういう人」で、特に不思議に思うこともなく、まして不快でもなかった。例えばゲイの子と「この俳優さんかっけぇ!こんな人に抱かれてぇぇ!」と盛り上がったりして、それは極々普通の楽しい学生生活のひと時だった。そういう自分の経験からすると、昨今のLGBTに対する世間の扱い(持ち上げ方)は正直苦手で……。

その点 放サモは、例えば同性同士(または異種同士)の恋愛感情についても特に言及せず、「このキャラはこのキャラを愛している」という事実のみをサラッと伝えてくれる。これがもし「男の俺がアイツ(男)を好きになるなんて間違ってるかもしれないけど…」とかいうセリフを多用されてしまうと、私としては「うーん」となってしまう(あったら駄目、というわけではないけれど)そういう台詞を言ってしまうと、「同性を好きになるという障害を乗り越えての愛」という一種の美化が入ってくる気がしてモヤモヤしてしまう。

私の身近にいた彼、彼女達の恋愛模様は、当然異性相手のそれと全く変わらなかった。淡く甘酸っぱいキラキラした面もあれば、どうしようもなく始末に悪い面もある。現実世界には様々な愛の形があることを伝え、もしそこに偏見があるのならそれを無くそうと動く事は素晴らしいと思うけれど、それに伴い発生する過剰な美化がなぁ……。放サモにはそれが感じられない(薄い)ので助かったと個人的にホッとしてる。

放サモの訴える考え方は性的マイノリティに留まらず、種族だったり民族だったり普段の自分の在り方だったり、ありとあらゆる事柄に当てはめることが出来るなぁと感心しきり、という感想。

なんか偉そうな物言いになってしまった💦兎にも角にも、初めは単純に可愛いオッサン達に釣られて始めたけど、いざプレイしてみると予想外に奥深く、そして素晴らしき抜きゲーだったという事を言いたかった。

引き続きオッサンの雄っぱいを脳内で揉みしだきながら、第2部へ突入だ~~!!!