ひこばえの

底辺お絵かきマンのデカい独り言。「読者登録について」をご一読ください。

色塗りの時短について考える

昨年しっくりくる色塗りの工程を見つけたので、何をどうすればいいのか迷う事は少なくなりました。

ただ、「色をつけるとやっぱり見栄えが違うなぁ」と感じる反面どうしてもこの色塗りという作業が好きになれず……。

塗り終えた後の達成感は好きなのに、どうしてここまで色塗りに対して苦手意識を持ってしまっているのか

一旦気持ちを整理してみると、「下手だから」以外の一番の理由は「時間がかかりすぎてしんどい」でした。

今となっては懐かしい『口コミ投稿マガジン』で「デジタルで色を塗る時は、準備としてひたすら部位ごとにレイヤーを作り色分けしていきます。根気のいる作業ですが頑張りましょう!」という文章を読みました。

その言葉が頭にこびりついており、何の疑問もなく部位ごとにレイヤーを作っていたのですが(絵で就職した同級生は一枚のレイヤーにドンドン色を重ねていましたが、彼女の場合私とは次元が違うからだと思っていました)

その結果がこれです。

 

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 最近で1番レイヤー数が多かった絵です。100を越えました。

といっても別に絵が凝っている訳ではなく、「パーツごとに色分け+複数人=レイヤーが増えた」だけの話。

それまで複数人を描くことがなかったので気付かなかったのですが、今までの塗り方だと用紙に入れる人数が増えれば増えるほどレイヤー数がヤバい事になってしまうのでは?

そんなことを薄々感じつつ1年が過ぎ、落書きに軽く色を置きたかっただけのグラブルクリスマス絵で時間も体力も奪われた私は思いました。

「探そう。もっと早くて楽な色の塗り方を」

息抜きでお絵かきがしたいのに、そのお絵かきで虫の息になっていては意味ないです。

去年見つけた塗り方ですが、それ自体はとてもシンプルなものなので、恐らく最初に改善すべきはクリスタの機能の使い方だろうと予想。

 

 で、見つけたのが以下の講座。

youtu.be

youtu.be

 ご存知の方も多いかと思います。魔王様です。

この方の講座は、効率的に綺麗な絵を描く方法を非常に分かりやすく説明して下さっています(デジタルを始めた頃の私に見せてぇ)

どの動画も参考になりまくりで、近いうちスクショに文字を入れて自分用の色塗り教科書を作ろうかと思っているのですが、それはともかく一番「それ!それが知りたかったんだよぉ!!」と感激したのが色域選択

部位ごとにレイヤー分けなくても色味の修正って出来るんか……(無知)

これがあればレイヤー1枚に色塗ってけば良いじゃん。

線画にも言える事ですが、レイヤー管理っていくら個々の名前をつけてもフォルダ分けしてても意外に疲れてしまうんですよね。

これだよ。私が求めていた疲れにくい色の塗り方は。

講座には他にも投げなわ塗りや、塗りつぶしツールにおける「丸く拡張」設定等々、綺麗と時短の両立を目指すテクニックが満載。

 

で、とにかく色域選択を使ってみたくて急いで描いたものがコレ

 

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魔王様おすすめ、線の中心までしっかりと塗れる設定で塗りつぶしして、色域選択で色味を修正したもの。

影塗りも最後の加工もしていないですが、以前より塗った後の主線が綺麗に出たのと、何より体が楽!

 たったこれだけの塗りでも以前は1時間以上かかっていたうえ疲れてしまい、続きは次の日……なんてことザラでした。それが魔王様の動画を確認しながらでも20分程度(という事は慣れればもっと早い)しかも疲労も非常に少なく「え、もう終わり?」と不安になるくらい。

こっこれだ!!!

早くこの方法に慣れて、仕事でフラフラでも絵が描けるようになるぞー(`・ω・´)

 

 

 

 

 

 

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