ひこばえの

底辺お絵かきマンのデカい独り言。「読者登録について」をご一読ください。

4.Twitterでの二次創作活動をやめた女の末路

 

前回の記事はコチラ↓

hikobaeno.hatenablog.com

注意書き

私は色々悩んだ末、Twitterでの創作活動をやめた身です。その為どうしてもそういった類の行為について批判的な物言いになりがちです。
しかしTwitterを楽しんでいらっしゃる方やその方の活動を非難したり、馬鹿にしたりする意図は一切ありません。
また、誰かれ構わず「Twitterを活用した創作活動はやめた方が良い」と勧めるものでもありません。
Twitterに馴染めなかった奴が、どうにか自分に合った創作活動方法はないかと模索し、勝手な感想を書き散らしただけの内容になります。

 

 はじめに

お疲れ様です。底辺お絵かきマンこと佐伯です。Twitterでの創作活動をやめて約1年が経過しました。

何度かこの話題について記事にしてきたのですが、解析を見ると意外と読んで下さる方がいらっしゃるようで、有り難いやらお恥ずかしいやら……。グーグルからの訪問がダントツで多いのですが、それはつまり「Twitter 創作 やめる」等で検索をかけたという事で、それだけSNSとの付き合い方に悩んでいる方が多いのでしょうか。

このブログは、いつも誰かに話しかけている体のただの独り言なので、読んでも有益な情報は得られなかっただろうにと、1人画面に向かって申し訳なく思っています。

もしも1年間Twitterに創作アカウントを作らなかったらブログへの拠点移しに成功したものと見なし、まとめの記事をあげようと考えていました。相変わらず誰得な内容ですが、「Twitterでの創作活動が辛い。でも今さら独りぼっちで創作なんて出来る?」とお悩みの方に「こんな奴もいるよ」とお伝えできれば幸いです。

室内でリラクッスする人のイラスト(男性)

底辺お絵かきマンのTwitterでのスペック

使用歴は10年ほど。フォロワーは200人いかないくらい。

イイネは最高100。創作アカウントをやめる直前は、50イイネくらいが平均でした。

そもそも何が辛かったのか

①人間関係全般。

フォロワーさんとお話しするのは楽しいですが、「いつでも簡単に縁が切れる相手であること前提で仲良くする」というのが非常に辛かったです。

少し前まで楽しくお喋りしていたのに、どちらかのジャンルが変わるとリムーブされたという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

その行為自体を咎めるつもりはありません。快適なオタクTLにするため、人によってはフォロワーの整理を行う必要があるでしょう。分かってはいるのですが、「リムブロされた事を一々気にする方が馬鹿らしい。そんなのここでは当たり前でしょ」という空気が段々辛く感じられるようになっていきました。

また、こちらがイイネ等の反応をしなくなった途端リムーブするような方と何回か出くわすと、誰が何の為に私と交流してくれているのか分からなくなり、いつしか交流そのものが怖くなってしまいました。

②作品に付随する数字へのストレス

イイネやRTは非常に嬉しかったですし、創作をするうえでの大きな励みとなります。しかし、例えばある作品で20イイネ貰えると、次からは20イイネかそれ以上のイイネが貰えないと不安でたまらなくなりました。前回よりイイネが少ないと、今回の作品は出来が悪いと感じられたからです。

当然ですが、TLにいる人達は生きています。日々の自分のやるべきことで忙しく、たとえある人の描く絵が好きだとしても、反応できない気分や状況の時はあります。そもそもイイネの数=作品の良さではないですしね。

そう頭では分かっていても、Twitterに絵を投稿するたび「今回も○○さんはイイネをくれるだろうか」「トータルで前回と同じくらいイイネを貰えるだろうか」と不安になり、いつしかTwitterに創作物をアップする事が怖くなってしまいました。

 

長々と失礼しました。以上私が創作アカウントをやめようと決めた主な原因です。

次は、私が創作アカウントを削除してブログに篭るか迷っていた際、疑問に思ったり気がかりだった点について書き出してみたいと思います。

 

ブログ+pixivだけで満足な創作活動は可能かどうか

結論:可能です。

しかし、そのためには自分の気持ちの整理や確認作業が必要だと思います。特に大事だと思ったのは、心の中の天秤です。

比較している人のイラスト(女性)どちらを優先させるか

残念ながら完璧に快適な作品の発表場所はありません。TwitterにはTwitterの、pixivにはpixivのメリット、デメリットがあります。一体どの場所をどのように活用すれば、快適な創作ライフを送れるのでしょう。

その答えを得るためには「創作するうえで自分は何を優先したいのか」について考える必要があると思います。

例えば私の場合、「いつでも誰かに絵を見て貰える環境」が一番大切です。その欲求を満たすのに効率が良い場所は、恐らくTwitterかpixivでしょう。次に大切にしたいのは「需要を気にせず、自分の好きなものが描ける環境」です。需要、つまり人目を気にせず作品をアップ出来る場所は、ブログや個人HPです。

誰かに見て貰えたという実感は欲しいのに、人目(需要)は気にしたくない。

この相反する2つの要素を満たすには、SNSとブログを併用する必要があります。そこで「ブログ(自由に描く場所)→Twitter(手軽に作品を見て貰う場所))→pixiv(纏めて作品を見て貰える場所)」の順で作品をアップしようと考えました。ところがいざ実践してみると、作品をアップする一連の流れにTwitterが入っているだけで人目や評価を気にしてしまうという事が分かりました。(pixivは作品を纏める事が目的なので、人目や評価は大して気にならない模様)

始めは創作アカウントを消すのではなく、休止という形を取ろうかとも考えました。しかし久し振りにアカウントを開き、フォローを外している人がいるのを見てガッカリしてしまう自分が容易に想像出来ました。

どうしても創作アカウントをやめなければいけないのか。

ブログとpixivだけでは今までの様にフォロワーさんと親密に交流することは難しく、直ぐ疎遠になってしまうでしょう。ただ、「誰かとの交流」と「自由に好きなものが描ける環境」どちらが創作を行う上で重要か。散々悩みましたが、私の場合は後者でした。フォロワーさんと今までの様にお話出来なくなる事は残念でしたが、その代わりpixivの方で「その絵、素敵です!」という気持ちを伝えるようにしようと自分を納得させました。

そうやって1つ1つ気持ちを整理していくと、多少の不自由さや寂しさには挫けにくくなると思います。ただ、いきなり全てを切り替えるのではなく、ある程度段階を踏んで自分の気持ちを確かめてみることをお勧めします。それまでは静かな環境が最優先だと思っていたのに、一時Twitterをお休みしてみたら、TLでワイワイ創作しないと全く楽しくないという事に気が付いた……なんて事があるかもしれません。

ぶっちゃけTwitterやめたら、pixivの閲覧数とかブクマ数減らない?

結論:ぶっちゃけ何とも言えません。

といいますのも、創作アカウントで活動していた時のジャンルの絵を最近あまり描いていない為です(私に画力があればジャンルが変わったとしても一定の評価が得られるでしょうが、そこは底辺お絵かきマンなのでお察し下さい)

比較対象が少なすぎますが、創作アカウントをやめてから投稿した以下の作品を例に、貰えるブクマ数の変化を見てみます。

https://www.pixiv.net/artworks/85967866 

2021/11/10現在、ブクマ数は15です。

そもそも同じジャンルの作品でも、漫画形式の物と絵だけのものとではブクマ数が変わってきます(漫画形式の方がブクマされやすい)

創作アカウントを頻繁に使っていたのが2020年なので、2020年の絵だけのとうらぶ作品を探すと、該当する作品は4つ。そのうちブクマが15を超えたのは1つだけです。

これだけで分かるかい!という感じで申し訳ありません。しかし、少なくとも私の場合、Twitterをやめたからといって今までのジャンルで評価が貰えなくなる、という現象は起こりませんでした。

ただ、やはりTwitterの宣伝効果は凄まじいので、やめてしまうとpixivでの閲覧数の伸び率や評価を貰えるスピードは格段に遅くなります(ジャンルにもよるでしょうが)

遅い矢印のイラスト

私はこれを「需要のある所に私の絵が届く確率や速度が低下するだけ」と捉えていますが、作品をアップしたら直ぐに反応が欲しいと思う人にとっては、大きなデメリットだと思います。

 引き篭る事に慣れれば、誰から反応が貰えなくても平気になるの?

結論:なりません

残念ながら承認欲求はゼロにはなりません。自分の時間を削って絵を描く限り、伝えたい萌えがある限り、やっぱり誰かに「それイイじゃん!」と言って貰いたくなります。そりゃそうよ。頑張って描いてんだもの。

ただ、ブログに篭り誰からも反応が貰えない状態が当たり前になると、「閲覧してもらえただけで十分嬉しい」と思えるようになりました。もしもイイネやブクマが貰えようものなら、それが例え1人であっても嬉しくてお腹一杯です。

インターネットを使いながら歓喜する人のイラスト31人閲覧数増えとるヤッター!!

これは先に言いました「1度20イイネを貰ったら、それ以降は同じかそれ以上の数のイイネを貰えないと不安」という状況に比べると遥かに気持ちが楽です。またこうして落ち着いた気持ちでいられると、反応を下さった方に対してより深く感謝を噛みしめる事が出来るため、その点もメリットに感じています。

現在私は、自分を入れてもpixivに8作品しかないジャンルを中心に活動しています。マイナージャンルであること+画力の低さのせいで評価は貰えませんし、閲覧数も伸びません。それでも頭の中は、次描きたいネタで一杯です。そんな自分に対して、「誰かに褒められたい気持ちはあるけれど、他人の評価より大事なものが出来たのかな?」と感じています。

で、結局ブログに引きこもってみてどう?

結論:概ね快適に過ごせています

確かに寂しさや虚しさは、定期的にやってきます。しかし、それらの感情がずっと付きまとうわけではありません。人目を気にせず創作出来るとなると、次は何を描こうかというワクワク感で一杯になり、ネタの消化で忙しくなりました。

また、今までは「人から見て自分の絵はどう映るか」が気になっていたのですが、ブログに篭ってからは「自分は何をどう描きたいか」という事に関心がいくようになりました。

自分が納得できる絵を目指すというのは非常に難しい問題です。なんならラスボス級の難題かも知れません。しかし、ターゲットの定まらない不特定多数からのイイネを期待するよりは、今自分が何をすべきか考えやすくなります。

私の場合、少しでも自分の絵に満足できるよう、時間を見つけて美術書を読んだり月額制のお絵かき講座を受講したりするようになりました。これはブログに引きこもり、じっくり自分の絵と向き合う機会がないと取り掛かれない事でした。

集中して勉強をする人のイラスト(女性)今さら遅いかもしれないけどね

いい年した大人がどれだけ上達するかは分かりません。しかし少なくとも「絵がもっと上手くなりたいなぁ」「あの人みたいに素敵な絵が描けたらなぁ」と呟く時間を勉強に充てる方が、気持ちを前向きにすることが出来ています。

総合的に考えて、ブログに引きこもって正解でした。

おわりに

ここまでTwitterディスる内容が多くなってしまいました。もしかすると私がTwitterで創作活動をしたことを後悔していると思った方がいらっしゃるかもしれません。しかし、それは違います。

Twitterでは、普通に生活していては知りえない、絵に関する専門的な技術や知識を手軽に得ることが出来ました。そして何より、お話していて楽しくなる良い方達との出会いがありました。私の絵は、クオリティ的に素人の趣味の域を出ません。それでも1人のお絵かきマンとして色々な方と創作の苦しさや楽しさを共有出来たことは、何にも変えがたい素晴らしい経験でした。

正直嫌な事も沢山ありましたし、人間関係に疲れてしまったのも事実です。しかしTwitterでの経験は、私が創作を続けるうえで必要なものだったと断言できます。もしも昔のまま、ずっと独りで個人HPを運営していたとしたら、恐らくここまで創作に没頭していませんでした。

……と、散々ブログに引き籠る事の利便性を説いてきておいてなんですが、人生何が起こるか分かりません。もしかすると今の状態に居心地の悪さを感じ、ひょっこり作品を流すだけのアカウントを作ってみるかも知れません(今のところ全く考えられませんが)

ただ、それは人との交流が怖くなくなったとか、イイネやRTに気持ちが揺れなくなったとか、私の中で良い変化が起こったという事なので、そうなったらなったで柔軟に考えようかなと思っています。

とにかく今はパルミーで勉強して、合間に二次創作ネタを消化する事に専念出来ています。相変わらず自分の画力に悩んだり嫌気がさしたりしていますが、以前と比べて確実に日々の充実度が増しました。

やる気に燃える人のイラスト(女性)

推しをもっとカッコ良く描けるようになりたいんじゃぁぁぁ!!!!

 

無事ブログに拠点を移せたという事で、

「こんな底辺お絵描きマンがブログという僻地に引きこもっても、創作は楽しくやれてるよ」

という結論にさせて頂こうかと思います。

ここまで読んで頂き、有難うございました。